12A猫で学んだこと-Memoir-

...What are you learning now?

Memoir - 井上美羽の世界- Chapter 1 神様と希望と現実と社会

サマリー

  • 井上美羽さんは、村人が大好きなプレイヤー
  • 井上美羽さんが参加した配役は12A猫ばっかり
  • 井上美羽さんと赤鯉さんが同村した村は100村

理想と現実@井上美羽の世界

希望役職

# 村人 共有 霊能 占い師 狩人 猫又 狂人 人狼 背徳者 妖狐
希望数 136 0 2 6 22 4 28 0 11 2
就職数 135 0 1 2 11 2 10 0 7 1
99.26% - 50.0% 33.33% 50.0% 50.0% 35.71% - 63.64% 50.0%

村人が非常に多いですね。井上美羽さんは村人が好きなプレイヤーのようです。 狼希望は0ですが、狂人希望が28。狐希望よりも背徳者が圧倒的に多いです。

  • 村人が好き。
  • ○人外が好き。
  • 共有、狼、狐は嫌い。

好き嫌いがはっきりしている、プレイヤーさんですね。

着目するのは、井上さんの村人希望が叶わなかったこの村でしょうか。

No.346244「夜の12A猫(今日のラス村)」村

ログを読むと、井上さんは猫又の役職になっていました。
脅威の村人希望率。3-1○進行。占いローラーで占いに頼らない進行。
指定役の決断力・村人の誘導が問われた、そんな村ですね。

実際の勝敗

# 村人 共有 霊能 占い師 狩人 猫又 狂人 人狼 背徳者 妖狐
勝利 91 3 4 6 8 7 7 21 3 0
敗北 76 0 8 4 10 9 10 26 5 2
引分 5 0 1 1 0 0 1 4 0 1
勝率 54.49% 100.0% 33.33% 60.0% 44.44% 43.75% 41.18% 44.68% 37.5% 0.0%
  • 村人・占い師の勝率が高い
  • 霊能者・猫又の勝率が低い
  • 人狼の勝率も比較的低い

指定役よりも、自由に動ける役職の方が勝率が高いという印象ですね。 ただ、12A猫よりも大人数になると共有者として勝利は手にしているので、 12A猫村など、少人数村の指定で間違えてしまうことが多いプレイヤーさんだったのかな? という推測はできます。

(勝率が高い役職 = 「得意な役職」と認識される傾向がありますが、それは違うと思っています。 勝率は周りとの相性に非常に大きく左右されます。データが語ってくれるのは、 井上さんと同村した人達との相性だと思っています。)

参加配役@井上美羽の世界

配役
267 [配役A]村4/狼3/占1/霊1/狂1/狩1/猫1
17 [配役D]村2/狼3/占1/霊1/狩1/共2/狐1/信1/背1/猫1
7 [配役A]村6/狼4/占1/霊1/狂1/狩1/共2/狐1/猫1
6 [配役D]村6/狼4/占1/霊1/狩1/共2/狐1/信1/背1/猫1
4 [配役A]村5/狼2/占1/霊1/狂1/狩1/共2/狐1
3 [配役A]村5/狼2/占1/霊1/狂1/狩1
3 [配役Z]狼1/占1/狂2/狩1/共2/狐1/信1/背3
2 [配役Z]狼1/占1/狂1/狐1/信2/背3/猫1
2 [配役Z]村5/狼2/占1/霊1/狂1/狩1/狐1(闇鍋)
1 [配役Z]村2/狼5/占4/霊2/信1/猫1
1 [配役D]村4/狼1/占1/狐1/背2
1 [配役Z]村1/狼2/占1/霊1/狂1/狩1/共2/狐1/背1/猫1(闇鍋)
1 [配役Z]村2/狼1/占1/狂1/狩1
1 [配役C]村1/狼3/占2/霊1/狂1/狩1/狐1/猫1
1 [配役A]村3/狼3/占1/霊1/狂1/狩1/共2/狐1/猫1
1 [配役Z]狼1/占1/共2/狐1/信1/背1
1 [配役Z]村4/狼3/占1/霊1/狂1/狩1/猫1(闇鍋)
1 [配役Z]村1/狼2/占2/霊3/狩1/共3/狐1/背1
1 [配役A]村6/狼2/占1/霊1/狂1/狩1
1 [配役Z]村3/狼2/占1/霊1/狂1/狩1/共2/狐1(闇鍋)
1 [配役B]村5/狼2/占1/霊1/狂1/狩1/狐1
  • [配役A]村4/狼3/占1/霊1/狂1/狩1/猫1(12A猫)が圧倒的に多い
  • 次に[配役D]村2/狼3/占1/霊1/狩1/共2/狐1/信1/背1/猫1(14D)
  • それ以外の配役については参加数が少ない。

神様@井上美羽の世界

HN#0 村数#0 HN#1 村数#1 HN#2 村数#2 HN#3 村数#3
赤鯉 60 鳥紳士 7 メトネル 3 HAUHAU 2
スフレ 58 ヴァラ 7 アザレア 3
しろごはん 21 ゆぴ  6 ペトロ 3
ゆき 21 palermo 4 sasakama 3
人狼 16 mimi 4 ラグナロク 3
ハルク 14 のおおおん 4 ティグレ@三つ巴 3
Nul 10 こころ 4 特殊の友 2
ふれあ 10 電ちゃん 4 ゆいーーく 2
ももくま。 8 S.tiv 4 密林 2
オリオリオ 7 Takaaki-K 4 ハヤブサ 2

井上さんが参加した村のGMさんです。(2回以上参加したGMさんの村のみ) 赤鯉さんとスフレさんの村で全体の半分以上を占めています。

同村者@井上美羽の世界

井上さんが参加した323村の中で同村した回数が多い人を調べると、 下記になります。

HN#0 同村数#0 HN#1 同村数#1 HN#2 同村数#2 HN#3 同村数#3
園田海未 56 Nul 33 24 こぼれたミルク 21
キタムラ 45 amemuchi 29 いつき葉show 24 みたらし 20
ゆぴ  44 人狼 29 ハルク 24
アザレア 40 u6 29 花竜@12A 23
tonnma 40 HAUHAU 27 こころ 22
赤鯉 40 マークポーク 27 しゃち 22
sasakama 37 花鳥風月 27 異能生存体 22
うさぎん 36 ふじた 25 ペトロ 22
オリオリオ 36 白雪 25 支援さん 21
オク 33 激辛アイス 24 polyphenol 21

園田さんが一番多く56村。ゆぴさん、キタムラさん、赤鯉さんと40村以上も同村しています。 1村が1時間として、寝食を行わず、4人と一日中人狼したとしても、2日近くかかる計算になります。 赤鯉さんと井上美羽さんが関わった村はGMとしての村を入れると100村ですね。

オールスター12A猫@井上美羽の世界

11人が30村以上、井上美羽さんと同村しています。 井上美羽さんが経験した世界で、オールスター人狼を行うとしたら、 メンバーは以下の12人の村となります。

オールスター12A猫 ... .. ...
園田海未 ゆぴ キタムラ 赤鯉
アザレア tonnma sasakama うさぎん
オリオリオ オク Nul 井上美羽

経験豊富な人が多い村になりそうですね。

関係のない話

ここ3ヶ月、自分がボードゲーム関係でやらせていただいたのは カルドセプト / Shadowverse でした。 久しぶりにカードゲームに熱中させていただきました。

人狼名言集(Raymond Chandler/Conan Doyle)

古典的な作品から、人狼に関わる名言を蒐集してきました。(一部改変)

Raymond Chandler

If you wasn't hard, you couldn't participate in this game.
If you couldn't ever be gentle, you wouldn't deserve to live in this village.

精神的に強くなければ、人狼ゲームに参加できない。優しくなければ、入村する資格はない...

Don't shoot criticism at people, unless you get to be a better adviser.

良いアドバイスができるようになるまでは、批判の言葉を人に打ったら駄目だよ。

The more you reason, the less you create.

論理的になろうとすればするほど、創造性はなくなってしまうよね。

There are two kinds of truth; the truth that lights the way and the truth that warms the heart. The first of these is science, and the second is art. Without art science would be as tedious as automatic games played by CPUs.
Without science art would become a crude mess of folklore and emotional quackery.

"真実"には2種類ある。村の進行の道筋を照らすものと、参加者の心を温めるものだ。 前者は科学的で、後者は芸術的だね。 村の参加者の心を考慮しない進行は、CPU自動プレーのゲームみたいに単調でつまらないね。 逆に客観的に進行論を考えないと、村の進行は乱雑な経験論に基づいた混沌としたものになってしまう。 それは、感情を弄ぶインチキだね。[ひどい意訳]

Conan Doyle

My name is Sherlock Holmes. It is my business to know what other people do not know.

私の名前はシャーロックホームズ。 人が分からないことを知るのが仕事だ。(霊能CO)

My mind rebels at stagnation. Give me problems, give me work, give me the most abstruse cryptogram or the most intricate analysis, and I am in my own proper atmosphere. .... I crave for mental exaltation. That is why I have chosen my own particular profession, or rather created it, for I am the only one in the world.

思考停止の村なんてつまらない。 問題を与えてくれ。考察をさせてくれ。狼は深遠な噛みの暗号を、村陣営は繊細な考察を私に与えてくれ。 そうすれば、指定役として私はきちんとやっていける。.... 精神的な高揚を私は求めているんだ。 これが、自分がこの役職(霊能)を選んだ理由。いや、それよりも自分がこの役職を創ったと言った方がいいかな。 なぜなら、12A猫の世界で真の霊能者と言えるのは自分ぐらいだからね。

Education never ends, Watson. It is a series of lessons, with the greatest for the last.

ワトソン君。学ぶことはいつまでも続くよ。この村では何を学んだ?

What you do in this world is a matter of no consequence.
The question is what can you make people believe you have done.

村の中で君がどんな行動をしたかは重要ではない。 大切なことは、どうすれば、村にとって有益なことをしたと信じさせられるか。ということなんだよ。

@18A猫

You have a grand gift for silence, Watson. It makes you quite invaluable as a companion.

ワトソン君! 君は沈黙することができるという素晴らしい才能を持っている。全く、共有の相方として最高だね。

狼にとって、組織票は'常に'最善進行ではなかった。

『狼なら組織票をする』この前提は正当化できない。

『選択の主体を乱数に委ね、常にそこを吊る。その選択に従わない者は狼とみなす』 このように、狼陣営の組織票を確実に潰す為の戦略...があります。
乱択進行。(ダイスの女神様進行)
村側の戦略として'悪い戦略'でないことなのは自明なのですが、
狼側の戦略として、組織票をしないでこの戦略を採用することが'悪い戦略なのか'
それとも、均衡解として成立するのか? ということが気になっていました。

つまり、

  • 『常に特定の村人に2Wで組織票を入れる』戦略が狼側の最善戦略で、そ略上で村側の戦略として村勝率を一番高めるのが乱択進行なのか?
  • 狼陣営にとっても、ダイスの女神様進行が均衡解なのか?

上記のどちらなのかを明らかにしたいと考えていました。

昼5人2W生存から始まるゲームにおいて、解析を行うことにより、
『特定の村人に2Wで組織票を入れる』戦略は、
狼側にとって、ダイスの女神様進行と比べて『絶対的に有利な作戦』ではない。ということが明らかになりました。
狼が、『特定の村人に2Wで組織票を入れる』ということを村陣営が知っている場合、
ダイスの女神様進行よりも狼の勝率は低下します。細かい計算は下を参照してください。

実際の村で「身内票を入れた俺は狼ではない」という主張は
正当化できないことがこの結果から示唆されます。「村側が身内票をするのは狼ではないと見なして進行する」
戦略をとる前提では、狼側にとって身内票を入れるのが最善進行になる可能性があるからです。

計算を行う前は、「狼の最善戦略は『特定の村人に2Wで組織票を入れる』」だと思っていたのですが、
その結果が違っていたことにちょっと驚きました。

解析の詳細

解析の前提となる仮定

  • 5人2W(村人3/狼2)の昼から始まるゲーム
  • (いつものように)発言等の要素は無視。
  • 引き分け再投票は存在せず、票が同数の場合、ランダムに1人が吊られる
  • 『狼は特定の村人に2Wで組織票を入れる戦略をとる』
  • 村人は『狼が特定の村人に2Wで組織票を入れる戦略をとる』ことを知っている。

確率計算による勝率の比較

ダイスの女神様進行の場合

  • 村勝率 2/5 * 1/3 = 2/15

『狼は特定の村人に2Wで組織票を入れる戦略をとる』/村人がそのことを知っている場合。

  • 初日に狼が吊れた地点で、残りの狼が透ける。従って初日に狼が吊れる確率が村の勝率となる。

それぞれの票数となるケースの確率

  1. 狼3票 - 村2票になる確率 2 / 64
  2. 狼2票 - 狼1票- 村2票 6 / 64
  3. 1人の狼2票 - 村3票 になる確率 4 / 64
  4. 1人の狼2票 - 村2票 - 村1票になる確率 8 / 64
  5. 1人の狼1票 - 狼1票 - 村2票 - 村1票になる確率 8 / 64
  6. 1人の狼1票 - 狼1票 - 村3票になる確率 4 / 64
  7. 1人の狼1票 - 村4票 - になる確率 2 / 64
  8. 1人の狼1票 - 村3票 - 村1票になる確率 12 / 64
  9. 1人の狼1票 - 村2票 - 村2票になる確率 4 / 64
  10. 1人の狼1票 - 村2票 - 村1票 - 村1票になる確率 6 / 64
  11. 狼0票 - 村4票 - 村1票になる確率 2 / 64
  12. 狼0票 - 村3票 - 2票になる確率 2 / 64
  13. 狼0票 - 村3票 - 1票 - 1票になる確率 2 / 64
  14. 狼0票 - 村2票 - 村2票 - 村1票になる確率 2 / 64

以上より、

  • 村勝率 2/64 + (6 + 8) / 64 * 1/2 = 9 / 64

結論

2/15 < 9/64 より、ダイスの女神様進行を採用した方が村の勝率は低くなる。 (狼陣営にとって、ダイスの女神様進行をした方が良い) と証明できる。 (終)

補足

何も知らない僕の, たったひとつの冴えたやりかた-全てはダイスの女神様のお気に召すまま- - 12A猫で学んだこと-Memoir-

で、ダイスの女神様進行は村視点の「最善進行」といっていたけど 、これは誤りですね。「勝率について均衡解になっている」というのが正しいですね。 いつか、整理した方が良いんだろうなぁ...

雑多な話とゲームの均衡解の例 - 12A猫で学んだこと-Memoir-

この話との関連性について述べれば、ダイスの女神様進行をしない前提での 村の均衡解勝率は、 2/15よりも低くできるかもしれませんね。 原理的には、全ての行動パターンを採用する確率分布を導入して均衡解を求めればいいのだけれど、 それは結構大変ですね。 5人2W猫2CO村人2の場合であれば、狼側にとって「ダイスの女神様進行は悪手である」 ということを主張しているのが上記のエントリです。今回のケースでどうなのかは、何も言及できていないですね。 この解析結果からね。

夏の夜の....1日

  • 「村の詰み進行になったら、人外は投了するべき」

その主張には反論しましょうか。 その背後にあるのは

  • 人狼を行う目的は『勝敗』を決める為である。」という考え方

しかし、『勝敗』のみが大切なら、 人狼はじゃんけんと同じで均衡解に収束するような戦略が存在するから、 その戦略に対する考察をしたほうがよい。 そもそも、村に入って議論をする必要性を感じないですね。

将棋と同じです。将棋には必勝法が存在する。『勝敗』だけが重要なのであれば、実際の対局ではなく、 将棋の必勝法を解読する為にはどうしたらいいかを研究した方が良い。 (組み合わせ数が莫大になるので、)必勝法の証明が不可能だとしても、ゲーム自体の研究を行うことに価値がある。 2人のプロ棋士が対局をするより、協力して、必勝法や勝ち筋を探す時間の方が有益でしょう。

しかし、実際にはプロ棋士が対局している。 多くの人が、人間同士・人間とAIの対局が作るドラマに心を動かされている。 そこに価値があると、(暗黙的/明示的)に認めている。 だから、高額な賞金が竜王戦などに懸けられる。

  • 実際の対局が行われていること

これが、将棋でも勝敗(だけ)ではなく、

  • 人間同士、または、AIに立ち向かう人間の作る物語に価値がある

と考える人が多い証拠です、

さて、人狼の話に戻りましょう。 人狼も将棋と同じように、

  • 勝敗を決める要素以外の議論に、面白さがある
  • 実際の村で行われるドラマに価値がある

という2点に価値を認めるなら、

  • 村の詰み進行になったら人外は投了すべき

という議論は成り立たない。 詰み進行の状況になってから、価値あるドラマを作るように動くのが望ましい。 (少なくとも1つの行動指針として存在するということになる。)

したがって、人狼ゲームの参加者の

  • 「村の詰み進行になったら、人外は投了するべき」

という主張は、

  • 「(実際の村の作るドラマを求めて)入村している」
  • 「(実際の村の作るドラマ)に価値を認めない」

という2点を同時に行っているという点で、価値判断において矛盾を抱えることになります。 以上から、「村の詰み進行になったら、人外は投了するべき」は成り立たないと主張します。

...さて、この主張、人を騙せるでしょうか? 議論を作る為のリハビリも兼ねてちょっとやってみたけどどうかなー StudentSの中の人の騙りの技術、上がっているといいな。 (ちょっと議論展開が冗長だなぁ...と思いつつ...)

人狼で議論を作るのって楽しいですよね! 人狼ディベートとは違うけどね!

それでは、今日はおやすみなさい。

とある人狼プレイヤーの日記(自分自身の内省日記)

慣れないアルコールを飲みながら、 人外陣営を極めようとしてる、とあるプレイヤーさんに励ましていただき、 そして、思ったことをつらつらと書かせていただいた日記です。 数年後、こういうエントリを自分はどんな気持ちで見返すのかなー...

 

登山家は、なぜ山に登るのか?
「そこに、山があるからだ」というのは有名な言葉ですが、 何の答えにもなっていませんね。

 

さて、このサイトに訪れてくださった貴方は、 人狼プレイヤーの可能性が高いですね。 「貴方は何故、人狼ゲームをするのでしょうか?」 それに答えることはできますか?

初心者のころの自分は、 「何か新しいことにチャレンジするため」でした。 ちょっとクリエイティブなゲームがしたかった。 それが動機でした。 

 

「修羅」という言葉は好きでないのですが、 ゲームに触れる期間が長いプレイヤーをそう定義するなら、自分はそれに当てはまるのでしょう。 ....「何故、人狼ゲームをするのか?」という事を嫌でも考えてしまいます。

 

このブログで考えることは楽しいです。 最近あまりできていないのですが、 人狼の進行を算数のパズルとして、考えるのはいい頭の体操になります。 でも、このブログで考えることって、村に参加する必要は無いんですよね。 人狼ゲームのルールからだけで、問題として考えるべきことは抽出できます。 後は、数学的な議論になるだけなので、村での経験は不要です。 逆に、ここで考えた数学的な理論は、実際の村でほとんど役に立たないでしょう。

人狼に参加する意義は、趣味なので「楽しいから」の一言でも良いような気はします。 ただ、この世の中、人狼以外にも楽しいことはいっぱいありますよね。 何で人狼なんでしょうかね?

自分は回答を持っていません。 そして、自分は人狼の村に参加する頻度は減らした方がいいと思っている状況です。

ただ...人狼の魅力を語るのでれば、プレーの自由度と目的意識の高さだと思っています。 TRPGの他のゲームと比較した場合は低いと思いますが、 ポーカー/将棋/オセロ等のボードゲームと比べ、『発言』という行動の幅は非常に広い。 「狐 -> 狼(村人)と全滅させなければならない」 というシンプルな目的意識があるゲームなのでルールは明確。 この2つが人狼としてのゲームの魅力でしょうか。

 

自分自身の嬉しい思い出は、プレーが「面白いよ!」って言ってくれた人がいることですね。 その思い出が、自分を参加することに駆り立てるのかもしれません。

 

人狼以外のことでも、挑戦してみなくちゃいけない時なのでしょう。 うまいことできなくても、プライドがぼろぼろに傷ついても、 何かをやって提示しなければ、結局面白いものなんて生まれないんだから。 例え、周りと比較してそれがどれだけ「トホホ」なものであったとしてもね。

 

StudentSの中の人は結構、コンプレックスの塊です。その事実は、変えようがない。 だけど、それでも何とか頑張っていきましょう。 時々人狼とか他のゲームで、楽しませてもらいながらね。今回のエントリは、中の人が少しでてきてしまいましたが、 StudentSの中はこんな感じです。 また、同村させていただいた時にはよろしくお願いします。 お互い、楽しい時間を過ごせますように!

 

The reading diary in Friday night

Introduction

I think sometimes I have to write something in English, so I'd like to introduce some interesting books I read these days. Especially, what I submit in twitter is terrible, especially, when it is written in English, so terrible. It cannot be helped, that is my ability. Nevertheless, don't you think it is a learner's pride to challenge something difficult, compared to the current skill other? This is one of experience to gain my experience points! Like we wouldn't make a progress in "Mafia", without exposing our stupidity!

Three books I read these days.

"Book Girl and the Captive Fool"

This is a story about a boy who tried to be sincere to people around him, but against his intention, eventually he injured his friends or his family. You reconsider the fact that sometimes everyone tries to hide their intentions in this society, either to prevent harming someone else or to protect themselves.

"Holes"

This is a story about a cursed boy, who are sent to the camp for delinquents, where he was forced to dig holes every day. In this novel, the story in the past and current one was intertwined, so in a certain way, this book is a collection of short stories. The protagonist suffers from unreasonable events. Readers relate their own challenging situations to the ones in the story, and feel sympathy with characters in this book. At least, I am one of such readers.

"Fuzzy Mud"

The author is the same as "Holes". Apparently, this book seems a child literature, but I think this book is classified as Science Fiction. I think the author present us the following question.

"Suppose that there are a kind of energy. By using this energy, humans are able to reduce the consumption of crude oil and emission of carbon dioxide. The defect of this energy, however, is that there are risks that this energy damages ecosystem. The risk is difficult to evaluate. At least, until now, no incidents are reported that this energy harms ecosystem, however, theoretically, it is impossible to deny that this energy gives disastrous effect on nature, though it is very small probability. Do you accept this type of energy as a sustainable energy in your life?" When we hear this type of questions, we think of nuclear power.

I cannot help but feel this kind of problem. On the other hand, as a feature of child literature, the bully is described in this book, and many classmates are indifferent of this kind of problem.

Reading this book, I feel indifference is a key point to taste this book. This poing is clear in both of the problem of sustainable energy and the one of bullying in educational institutions. In real world, both are taken as crucial topics by mass medias, but actually, many people indifferent to the problems. People cannot feel urgency unless they are exposed to harsh events.

The author does not strongly claims or implies tha people should not be indifferent to these kinds of problems, and I feel that is a good strategy for humans. One of characters in "Book Girl and the Captive Fool" tries to be very sincere to people around him, but eventually, they are hurt as he tries to be sincere to the others, and cynically he hurts himself and creates tragedy.

We have a lot of problems around us. Although we pursue our happiness, and try to improve our living, bad luck or unexpected conflicts with others strike us. Sometimes, unreasonable misfortunes shroud us harshly. I wonder what we should do to become happy... Sometimes, I think I have to feel happiness for the act of digging a hole as token of accomplishment in the protagonist of "Holes", though from the bottom of heart, it is totally meaningless in a virtual way. it maybe important to find a value in the process itself, not in the results. I cannot help but feel lack of competence, if I would focus on only the results.

Being sincere to the others or not are both of strategies to make a life in this society. I cannot deny both of them, but I belive you should make a decision on the basis of consideration. it may be the worth of living this world from the perspective of process. What I think in this world is worth. I want to believe that.

Various events happen everyday. I hope we could enjoy tomorrow.

Comments

This is also a practice of markdown and vim... It seems difficult for me, yet, to write something is the speed of thinking. I'd like to accelerate competence of my brain, while I improve efficiency of output skill...

5人の時のPP回避はできない。+ (ちょっとした独り言...)

○5人の時のPP回避はできない。 という話。

最近、PPに関して、考えたことがあったので...

 

[状況]
5人2W2村1狂人。狂人位置が確定している。
狂人COに対して、狼の2人が狼COをした。
村役職の狂人騙りはルール上あり得ない。 
この時、村陣営がPP回避する手はあるか?


[考察]
狼、狂人が以下の詰み進行をとる限り、狼陣営の勝利確定。


村人の反撃手としては、2人で狼COをすること。
それに対して狂人は
「狼の2人は、自分に投票せよ。投票しない方を村陣営と見なす!」と宣言すれば、
狼位置を確定できる。 狼の2人は、狂人に投票する。

1. 村陣営が狂人に投票して、狂人が吊れた場合、狼勝ち。
2. 村陣営2人が狼に投票して、狂人がその狼に投票した場合、 5人の昼に狼が吊れるが、最終日、狂人視点狼位置がはっきりする。
「狂人に従わない方が村陣営」/「相方狼CO者が噛まれたら偽」の理由から  
3人の時に、狂人視点狼位置が確定するから、3人最終日、狂人は確定村に 投票できる。

以上より、狼勝ち。

 

上記の考察を前提に、
[状況] 村人の騙りはなしだけど、他の村陣営役職の騙りはありのルール。
5人2W生存。狼狼村村? ?は狩or狂。?が狂人COをしました。
狼としての最善戦略は?

 

[考察]
黙って狂人投票。
本当に狂人なら狼勝ち。
狼COをして、?が「狩人の狂人騙り」なら、 狼COをした瞬間負けの可能性がある。
狼COをした後、狂人が狩人だとCOした時に、
「PP回避の為に、村騙りをした」という理由は、
「村が狼COをしても、村負け確定だから、村の利得にならない」
という反撃に対して弱い。
だから狂人COに対しては、 「狂人が狼かもしれないね」と言って、狼投票をすればよい。

 

 

ちょっと違うけれど、似た戦略には実例があって... 

こんな人狼ゲームのお話【8】-配役12A猫 by 禅乃蓮 ゲーム/動画 - ニコニコ動画

「そんな人狼ゲームのお話」があったのか!

 

狼が騙っている役職等があるとすれば、それに応じて考えなければいけないことはあるけれど、 基本的には、こういう戦略でいいでしょうね。

 

とある村を見ていて、
人狼参加が初めての人が、PP宣言に対して反応が遅いと言われていたのですが、
その人は、素直に人外COの狂人を吊ろうとしていました。
真霊能生存下で、占い騙りの○からなので、吊りの誘導先は霊能狼主張にするのがいいかなーと思うけれど、 素直に人外を吊ろうといって、狂人吊りに動けるのはすごいなーと思っていました。

 

○ (ちょっと荒れた心のStudentSの主張..)
いわゆる、「人狼のセオリー」と考えられているものはありますが、
その良さについて、「証明」できることはかなり限られます。
経験者の方々が、セオリーの良さを主張する時には、大体経験論に基づいています。 「プレー環境の統計的事実からの主張」はきちんとやれば出来ると思いますが、 それは、『るる鯖』とか『わかめて鯖』とか『日本の人狼』とかの環境でしか主張できない事実でしょう。 あんまりそういう主張は好きじゃないんです...統計的事実がまとまったものを見るのは楽しいと思うんだけどね!

 自分が人狼と関わって面白いと思うのは、論理パズルとしての面をはっきりさせるということですが、 論理パズルとしての最善進行で変わる勝率なんて、高々10%台のことが多いと思います。 それに、StudentSは「勝率の高くなる進行が何かを明らかにする」ことには興味がありますが 「実際の村で、勝率が高くする進行を必ずしなければならない」という主張はしたくないですね。 村に参加する意義は、エンターテイメントだからですよ。 論理パズル的に導出できる人狼の最適進行は、味気ないですよ。

 

初心者だからって、上級者さんの言うことを丸呑みにする必要はないと思いますよ。 貴方の戦略の方が、状況によっては適合していた可能性があるかもしれませんし、 高い質のエンターテイメントを提供できていたのかもしれません。 声が大きかったり、言い方の激しい人の考えが真とは限りませんよ。 最近、村を観戦して、そんなことを感じました。

 

自分が学んだことは、
「平和が出た日、狩人がCOしないことによって、潜伏狂人が噛まれる可能性が上がる」です。 この観点を考えたことは実際の村でほとんどなかったので、面白かったなーと感じました。