12A猫で学んだこと-Memoir-

...What are you learning now?

すごくいいなーと思う記事を読んで. -感想戦の意味のない暴言は止めよう.-

やる夫まとめ道 ミクダヨーと学ぶ 汝は人狼なりや? 王道思想による暴言の不利益

 

いい記事ですね. 「人狼に感情の要素が入りこむことは必然」という立場からの ヘイトをまくべきではないという主張、おっしゃる通りだと思います.

感情の要素が入り込んでいるのは, 人狼というゲームに対して人間が不十分な存在だからです. 執筆者の言う王道型というのは, それを認めた上でその上で勝てる為にはどうしたらいいかを探ろうとしていますね. 感情を最大限に利用して勝利を目指して全力で戦いにくる戦略です. 執筆者の方は, 認知心理学等の勉強はかなりされていることでしょう.

 

私はこの記事の執筆者とは異なる立場ですね. 私の立場は, "そんな不十分な人間がプレイヤーの戦いで勝って何が嬉しいの?"です. professionalではなく, amateur としてプレーをしているので, 理性的に勝利だけを追求しているプレイヤーだけでゲームの盤面が構成されている訳ではないという主張には 全く同意です. だから, ゲームに勝つ為には"感情"の要素を巧みに使うべきだ. という方向に向かっているのが執筆者の立場ですが, 私の立場は, "このようなamateurが多い盤面で勝利至上主義になってどうするの?"です. 仮に人狼のprofessionalなリーグがあって, 勝敗によって金銭が動いたりするとしたら, ゲームの進行は 大きく変わるでしょう. professionalばかりが参加者になるので, 発言や誘導から人外を推定するのは難しくなります. 詰め進行を誤ったりしません. 発言の要素が推理に取り込まれることは少なくなり, 占い師の○や投票結果からの推理が多くなると思います. こういう環境があるのであれば, 勝利至上主義はいいと思います. 将棋/囲碁棋士/麻雀プロのような感じですね. ただ, amateurが多い環境での勝利至上主義は, 草野球で,「絶対に勝たなきゃいけないんや!」と言っているようなものです. 草野球を勝利至上主義でやる人の数は多くないです. 余暇の楽しみでやっている人の方が多いんです. 参加者の多くが, 勝利至上主義でないところで勝ちを目指して勝って面白いのかな、と思います. もちろん, それに面白さを感じるのならば, 勝利至上主義も良いでしょう. 私はそれに面白さを感じないので, 勝利至上主義にはなれないだけです.

 

だから, ゲームを楽しむことが第一の目標. ゲームの勝利を目指すことは楽しむための手段にすぎない. というのが私の第一の立場です. ただ, 多くのプレイヤーが本気で頭を使ってプレーをすると, 面白い村にできると思っています. 所詮, 草野球のような人狼. 勝利至上主義よりも, ナイスプレー, 良いプレーが多くでるような試合の方が面白いじゃないですか. そんな面白い村にできるように, 全力で勝ちを目指して頑張る. それでいいじゃないですか. プレイヤーの強さ、特長は、同村したり, 幾つかのログを見れば透けるでしょう. (特に感想戦での発言を見れば, プレイヤーについて分かることは多いですね.)

 

・・・論理的進行として, 何がいいのかを試合後に追求することは面白いと思っていますけどね. 人狼というゲームから何を学べるかを考えるのは興味深いですから.1戦1戦の勝敗なんてどうでもいいですけど, 体系的に何かを学ぶチャンスを逃すことはありません.

私のこの姿勢を負け犬の遠吠えだと思う方もいらっしゃるでしょう. 結構です. その通りです. 試合外の自分の考察文を読まれても, 自分の姿勢が負け犬の遠吠えだと感じられるのであれば, 貴方にとって私は弱者です. 人狼なので, 負け犬という表現よりも, 負け狼といったほうが良いですね. ワオーン! 弱い狼ほど良く吠えるのです.