12A猫で学んだこと-Memoir-

...What are you learning now?

「12A猫で学んだこと」のまとめ

人狼をプレーする上で進行について考える方へ.

読みにくい文章ですが, 自分のブログのなかで参考になる(可能性のある)エントリは,

以下の3つだけです. 他は, 人狼で勝利するという目的には役にたたないです.

護衛指示を考える - 12A猫で学んだこと-Memoir-

霊狩村村狼猫生存の6人LW、ギドラCOのススメ - 12A猫で学んだこと-Memoir-

6人2W霊能平和ギドラCOの話 - 12A猫で学んだこと-Memoir-

 

人狼というゲームがどういうゲームなのか?

人狼をプレーすることによって, 何が学べるか?

2015年8月にその事を考えた自分の思考過程がこのブログの内容です.

自分のためのメモという側面が強く, 他人を意識していない文章なので, 文章構成/誤字/脱字/内容検証は甘いです.

「人間ではなく人狼に勝利する目的の為に最適化されたプレイヤー達が永久に人狼を続けた場合, その人狼はどうなるか?」

これを考えるのがこのブログの目標でした.

最適化されたプレイヤーというのは言いにくいので, 神々の人狼と言い換えます.

 

 

発言, 挙動の要素は何にも役にたちません.

「神々が自分不利にする発言をすることはない.」からです.

(神の定義が, 「人狼に勝利する目的の為に最適化されたプレイヤー」でした.

だから, 発言や挙動の要素で勝率が変わるという状況では前提が崩れます.)

 

 

COの結果を共有する. 投票先を(確率的に)決める, 護衛指示を行う, 占い先を(確率的に)決める, 噛み先を(確率的に)決める等を淡々と行うだけになるでしょう.

永久に続けられる神々の人狼は 全てのCO状況や投票状況において, どのような戦略を(確率的に)とるかを決定することと等価になります.

 

そして, その人狼は単なる「高度なじゃんけんになる」というのが自分の結論です. じゃんけんでは, 自分がグー/チョキ/パーを1/3ずつの確率で均等にだせば, (相手がどんな戦略をとったとしても, )勝ちの確率も負けの確率もあいこの確率も等しく1/3になります. 人狼にも, そのような戦略があるということを単純な例で示しています.

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-占狼村村-における狼と判断役の戦術と均衡解- - 12A猫で学んだこと-Memoir-

 

幾つかの仮定は必要ですが, どんな配役であったとしても,

結局, 『相手がどんな戦略をとったとしても勝率一定』という均衡点が存在して,

神々の人狼はその均衡点の確率でゲームの勝ち負けが決まるという戦いが続くだけである. というのが結論です. ただのじゃんけんです. ******************************************************************************

人狼を比較的長期間楽しませていただいて, よく進行ミス等を指摘する人がいらっしゃいました. それを見ていて,「良い進行とは何なのだろうか?」ということを考えたのが, 以下のエントリ

人狼ゲームのモデル化(ドラフト版) - 12A猫で学んだこと-Memoir-

でした. 

発言や挙動から, 村人や狼を見極めることを, 主観確率の決定とモデル化しました.

その上で, 

* 状況把握, 他の参加者の戦略予測を行う. -A 

* Aの結果に基づいて, 勝率を最大にする最適な戦略を計算する. -B

を行うことが, その人視点での「良い進行なのだ」という主張をしました.

 

感想戦のアドバイスで, 「視点把握が出来た方がいいね」というものがありますが, ここで言っている状況把握の難易度はその比ではありません. 配役によっては, 人間にはほぼ無理な情報の処理を求めています.

「本日, 全員一致投票で%%%が吊られた場合, 狼の1人が***である確率はいくつであると予想するか?」

「投票の結果が『....』」の場合, ***が狩人である確率はいくつであると予想しているか?」

考えられる全てのケースについて, それがどの程度の確率で発生しているかという予想が出来ていなければ, 本当の意味での状況把握とは言えないでしょう. (当然, その確率予想は確率として矛盾なく定まっいなければできません. それを明示できる状態になって, 初めて状況把握ができたと言えるでしょう.)

 

場合分けのケースを考えただけで膨大で人間の頭では処理できません.

「人間プレイヤーに状況把握は不可能だ」ということを主張します.

つまり, 状況把握して最適進行をするなんて, 人間には不可能だと主張します.

『村視点, 詰み進行なのにも関わらず, それが提示できなかった』ということであれば,

それは『悪い進行』ということは言えます.

しかし, 一般にこのような内訳の確率把握ができない状況では.

「良い進行」と「悪い進行」の区別を明確に行うことは不可能です.

議論を行う為の準備がそもそも人間にはできません.

従って, システム的にあり得る可能性を追う以上,

その進行を「悪い進行」であると明言できないというのが, 私の主張です. 

だから他人の進行批判は個人の主観に基づいた妄言の場合が多いことを主張します. そもそも, 状況把握が不可能な難しいゲームで, (神々ではない人間が)最善進行を確実に遂行できる訳ありません.

 

(原理的に不可能だとしても)理想的には, 人間同士の人狼での「良い進行」「良い戦い方」とは, 自分視点の予想から最善手を計算で求めることです. これを目指すことは大事だと考えます. 予想自体に関しては主観の要素が入る以上, (ゲームシステムに対して無矛盾ならば) その部分に関しては「良い」,「悪い」と決め打つことはできない. 少なくとも, 予想は個人の主観なのだという認識が必要である. しかし, その予想が確定すれば, その後の計算に関しては論理を用いて客観的に議論ができる.

感想戦での議論の論点を明確にするためにも, 「プレイヤーの予想」と「それに基づいたプレイヤーの行動の決定」 は分離して議論するべきでしょう.

 

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以上で, "人間的な要素を考えない人狼"については, 理解できた気がしました.

人間的な要素について, 少し考えてみたりもしました. 心理学を知っておくのは, 対人ゲームである人狼をやる上で面白いですよね!

心理学から見る人狼 - 12A猫で学んだこと-Memoir-

 

他は個人的な話です.自分が将来見返した時に恥ずかしくなる日記も混じっています. 

村に参加した発言やこのブログを読み返すと, 自分の子供っぽさを感じますね.. いい黒歴史になるのかな?

 

そして, 最後にお礼のエントリを, 自分に楽しい時間を提供してくださった皆様ありがとうございました.

謝辞です. -もしお目に触れることがあれば...- - 12A猫で学んだこと-Memoir-

 

2015年8月は, 人狼について深く考察した月でした. そして自分が人狼を初めて1年間がたちました. 私は2015年8月以降にプレー頻度を下げます. 『1週間に1度では多いかな?』ぐらいの頻度を目標にします. 人狼は様々なことが学べるゲームなので, 趣味として続けるのはいいと思うのですが, この頻度で参加するのは, そろそろ引き際だと思っています. 本当はもっと人狼に挑戦して, 論理パズルを解く時間を短くしなくちゃいけないんですけどね. 参加する時には, 思考のスピードとか落ちていることも多いと思いますが, よろしくお願いします.

完全に私的なことですが, 12A猫の動画を作成される方(誰かは言わなくても分かりますよね.)をみて, 「自分も何かやらなきゃ」という気になりました. それが一因となって, 9月にとある資格試験を受けることにしました. プライベートの8月が人狼だった分, 9月がそれの勉強を頑張りたいですね.

 

 

 

・・・お互いに人狼に関わることで, 楽しい時間が過ごせますように!

そして, 人狼以外の何かで・・・現実世界でも生かせる何かが学べますように!